22節:ベガルタ仙台3‐2栃木、前半6分で3発、後半はシュート8本を浴び、辛勝

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2024 J2 22節 6月29日(土)19時03分 ベガルタ仙台 3-2 栃木SC ユアスタ仙台



中島 郷家
(エロン)  
相良    情滋
(名願)   (有田)
長澤 松井
(松下)  
内田 菅田 小出 真瀬
(髙田)       

前半、相良が2発、菅田も得点で逆転、後半はシュート1本

サブは、小畑、髙田、知念、松下、有田、名願、エロン。

は、GK丹野、DF福島、平松、藤谷、MF森、神戸、奥田、川名、FW南野、大島、宮崎。矢野、小堀は、ベンチスタート

甲府、長崎、山形と3試合連続ドローが続き、昇格戦線に生き残るには、勝ち点3が欲しいベガルタ。

今節は、策士、小林新監督が立て直しに成功、2連勝中と勢いに乗る栃木FCと、ユアスタで対戦。


推し気味の立ち上がりながら、前半12分、栃木のFKから、不用意な失点の後、6分で、相良2、菅田で3ゴールと、これまでにないベガルタの攻撃を見せ、逆転に成功。

このまま快勝かと思われたが、後半早々に宮崎のヘッドで2-3と、1点差に迫られると、栃木の鋭い出足、スペースへのロングボールに翻弄され、守備一辺倒。

37分には、栃木のコーナーから、ヘッドネットを揺らされたが、宮崎のファールとの判定により、ノーゴール。

その後は、なんとかメンバーを代えて、相手のボールホルダーに圧をかけ、ぎりぎり逃げ切った。


相手の決定力不足、幸運?なジャッジがあったにせよ、連携による、今期初の3得点や、内田の復活などがあった上での勝ち点3。

得点した相良、菅田だけでなく、最後までプレスを続ける郷家、松井のボール奪取、中島の2アシスト、情滋の3試合連続点にからむプレーと、各々の選手の力があってこその勝利。

攻撃での崩しをさらに磨き、相手クロスにあと一歩詰める寄せ、ゲームコントロールなど、守備の修正も踏まえながら、連勝を目指して欲しい。


<主な経過>
栃木は3-4-2-1。選手の足元が確かで、連勝で自信を持ってプレスしてくる。
ベガルタは、4-4-2。今日は前半は両サイドとも高くとっていたが、後半押し下げられた。

前半
栃木のプレスをかわし始めたベガルタ、5分過ぎから攻勢。

5分、ベガルタ、左の相良から右情滋へクロス。DF一人の脇から、情滋がミドルシュート、枠外。

7分、ベガルタ、中央松井の縦パスを、前方の中島がフリックで右の情滋へ。情滋のクロスから、ファーでフリーの相良が胸トラップから、叩きつけるシュート。ヒットせず、DFのクリアに会う。

9分、ベガルタ、カウンターから中央を情滋がドリブルで抜け出し、前の郷家へパス。郷家トラップ大で、キーパー。


しかし、好事魔多し。

⚽12分、栃木、中央30mで南野がフリーキック。左大外、平松のループヘッドが、ファーサイドぎりぎりに収まり、失点、0-1。
平松への寄せがなく、GK林も反応できず。

先制した栃木が落ち着き、ボールを大きく動かし始めるが、精度がいまいち。

19分、栃木がゴール前で連続シュートも、真瀬ほかブロックでしのぐ。

20分過ぎ、ベガルタは松井や菅田のロングボールから、相良、情滋のクロスでコーナーを得る。
少し、押し返すベガルタ。


⚽27分、ベガルタ、中央で松井がパスカット、パスを受けた長澤が右の情滋に振ると、ペナ内からファーへのシュート。
キーパー弾くところ、どフリーの相良が流し込んでゴール、1-1と追いつく。

⚽さらに、29分、ベガルタ、菅田の縦パスを中央で受けた相良。走りながら右に中島に出して、自分はファーに走り込む。

郷家がニアに走りこんでDFを引き付けると、右サイドから中島が絶妙クロス。
DF頭越えフリーのクロスを、相良がヘッドで押し込み、2-1と逆転。

内田は自身初の一試合2ゴール。これで今季7得点。中島と並びチームトップタイに。

30分、ベガルタ、左の内田のクロスが中央の中島にどんぴしゃ、フリーになりかかるが、GK丹野が出てクリア。

⚽33分、ベガルタ、左コーナー2本連続。こぼれを右サイドにいた内田がキープ。クロスのこぼれをつないで、最後は、長澤の縦パスを中央で受けた中島が、ノールックで裏の菅田へ。菅田が裏を取って、左に流れながら、反転左足で決めて3-1

菅田は、前日の27歳の誕生日を、FWばりの動きで自ら祝砲。今期3点目。


と、6分で矢継ぎ早に3点とって逆転。余裕の出たベガルタ。栃木にプレスをかけて蹴らせ、相手の勢いを削ぐ。

ただ、ベガルタの方も、相良、中島のシュートが枠に行かず、追加点は無し。

前半は3-1で終了、ベガルタのシュートは7本、栃木は4本。

後半
栃木は監督にはっぱをかけられたのか、猛然とプレスで、ベガルタにセカンドを拾わせず、スペースに蹴りこんで、裏に走りこんでくる。

ボールを奪えなくなったベガルタは、守備一辺倒。

⚽5分、栃木、ボールを回し、最後は左からのクロス。宮崎がフリーでラインの裏を抜け、ヘッドを決められ、2-3と1点返される。
真瀬がセルフジャッジも、オフサイドは無い。

さらに、6分、栃木、プレスでパスカット、大島がフリーで抜け出すもシュートはブロック。以後も、左右のクロスで攻められる。

14分、ベガルタ、ようやく内田が上がって、ペナ内に真瀬が侵入、シュートも枠外。


16分、栃木、宮崎が裏に抜け出し、クロス、これはブロック。こぼれを中央から神戸のミドル、これがバー!!跳ね返りを宮崎シュートもバーの上。

17分、栃木、小林監督にイエロー。上記プレーの間、真瀬のハンドっぽいプレーが、ノーファールとなった事への異議?

18分、栃木、森にイエロー。

19分、ベガルタ、左奥40mのフリーキック。長澤のキックに、大外の菅田がヘッド、ニアを狙うが、サイドネット。


以降も栃木の攻勢。
ベガルタはヘッドでつなごうとしたり、近いパスが、ことごとく味方につながらず、栃木のカウンターを食らう。

ただ、ベガルタもゴール前で粘り、栃木も疲れからか、パスの精度も今一でシュートは少なくなる。

24分、栃木、川名に代わり、黒崎が入る。

28分、ベガルタ3枚代え。長澤に代え松下、内田に代え髙田、情滋に代え有田が入る。

29分、栃木、大島に代え小堀が入る。

30分、栃木、右コーナー。奥田のキック、こぼれ、左からのクロス、シュート性もGK林が弾く。

32分、ベガルタ、中島が中央でキープ、ファールを貰う。その後、ボールをつなぎ、真瀬からパスを受けた中島がペナ内倒されるが、ノーファールの判定。

34分、ベガルタ、郷家が左裏にパス。相良が走りこむがもう一歩。

36分、栃木、南野に代え青島、森に代え大森が入る。


そして、37分、栃木、右コーナー。大森のキックに、中央で宮崎が強引にヘッド、ゴール!?やられたか?
ここで、宮崎が小出の肩にのしかかったとのファールで、ノーゴール。微妙だった。

39分、ベガルタ、相良に代え名願が入る。

42分、栃木、大森のミドルシュート、林正面。

44分、ベガルタ、中島に代えエロンが入る。

郷家、この時間になっても鬼プレスで、栃木のCB陣に圧をかける。

追加時間は6分間。
1分、栃木、右からのクロスに、神戸がシュート、バーの上。

焦る栃木のロングボールは流れて、GK林が時間を使いながらゴールキック。

有田が二度追いなどしつこくプレスして、相手の攻撃を遅らせる。

そのまま逃げ切り、ベガルタが勝利。

後半、ベガルタのシュートは、記録上1本のみ。栃木は8本。

4試合ぶりの勝利は、3点取ったが良さも課題もある辛勝だった。

ただ、危なっかしい試合だろうが何だろうが、勝ち点3は大きい。

ベガサポ諸氏と、タイハクさんの、ベガルタミキサー車が来てくれたおかげで、勝ち逃げできた。

勝ち上がるには、こんな試合もあるって事で。

この試合でも、勝ち点3を目指す、スタジアムの応援は凄まじく、前半の怒涛のゴールでは、興奮状態。

実は、当方も、後半37分の栃木のノーゴールを、同点にされたと頭を抱え、ゴールと思い込んだまま、試合終了までいた。

「勝ちに行かんかい!」「点取りにいけよ!」と、が鳴り続けていたのが、試合終了と共に、場内が拍手になったので、「へ?」となっていたw

勝利と知った時は、脱力したが、勝利の余韻に浸る間もなく、選手を迎える事もできず、在の最終バスがギリなので、そそくさと泉中央駅へ。

いずみさんのキーの高いインタビューも、見直しDAZNで聞きました。

勝負の後半戦、泥臭くても、敵失でも、何でも、勝ちを積み上げて、挑戦し続けるのみ!

シュート数: 8-12 CK: 5-3 FK: 16-8  得点:相良竜之介、 菅田真啓 (栃木)平松航、宮崎 鴻 警告:(栃木)森、小林監督  主審:長峯滉希  入場:13,423人


尚、この試合で、「いぎなり東北産」、「神堂きょうか」、「MONKEY MAJIK」が2024応援アンバサダー就任が発表され、きょうかさん、MONKEY MAJIKのトークショーなどが行われました。